日本ボクシングコミッションが加盟したWBO

バンテージ ボクシンググローブ

日本ボクシングコミッション(JBC)は、国内のプロボクシング競技を統轄する一般財団法人で、ランキングやタイトルマッチの認定などを業務としています。このJBCは、長らくの間王座の乱立は望ましくないというスタンスにより、WBAとWBCの2団体の王者のみを世界チャンピオンとして認定していました。

しかし、欧米や南米などのボクシングの本場では、IBFとWBOを加えた4団体を主要なものとして認識しており、国内と海外との間でずれが生じるようになります。特に、1990年代の後半以降はこれらの日本では認められていない団体にスーパースターが集結するようになり、他団体のチャンピオンとの間で統一タイトルマッチが盛んに行われるようになります。

これを受けてJBCでも国内の世界王者との統一戦に関しては、WBOのチャンピオンが挑戦するという形で容認するようになり、2010年に初めてタイトルマッチが行われることになります。その後、2011年には本当の意味での統一戦を行うことが可能となり、その2年後の2,013年にはJBCは正式に加盟することになります。そして、その年の8月には日本人初のWBOの世界チャンピオンが誕生しています。